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意外に知らない親のこと

 4月ももう中旬に入り、来月はもう5月。そう、「母の日」がやってくる。

 数年前に母親と、母親のご近所友達(私も子供の頃からとってもお世話になっている)に、紫陽花をプレゼントした。
母親にはピンク系の花のものを、ご近所友達にはブルー系を。
そうすると、母親がピンクもいいが、ブルーが綺麗、ブルーがいい色とやたらとブルー系のことを言う。
ご近所友達が交換しようかと気遣うほど。
結局、プレゼントした私がいる手前?交換はしなかったのだけれど、母親は青系がよかったのだなと分かった。

よくよく聞いてみると、母親は青系の色(青や紫)が好きだと言うことが後に判明。
私は生まれて数十年経って、ようやく母親の好きな色を知ることになったのだ。

ある時、父親にも聞いたことないなと思い、改めて「好きな色、何色?」と聞いたら、鳩が豆鉄砲をくらったかのように、きょとんとした顔をしていた。そんなこと今まで聞かれたことなかったのだろうか。
父親は特に色にこだわりはなかったらしく、服ならば茶色かなとのことだった。

一番身近な家族なのに、意外と何も知らないものだなと実感。
”お父さん”と”お母さん”として両親のことは見てきたけれど、一人の人として、何が好きで、どんなことを経験してきたのか私はよく知らないのだと。
幸いにも、両親はいまのところ元気に過ごしてくれている(なんだかんだ気がかりなことはあるにせよ)ので、少しでも、いろいろな話をしておきたいなと思っている。

また母方の祖母も、紫が好きだった。私自身はと言うと、昔はワインレッドとか、アクセサリーだと銀色が好きだったけれど、この数年は濃紺や紫を好むようになった。最近は、ネイルもフレンチに濃紺を入れてもらったり、一色塗りしてもらったりするように。昔の私なら、爪に血色が悪そうに見える色をのせるなんて考えられなかったことだ。アクセサリーは金色を好むようになったし。

青系が好きになったのは遺伝なのか、はたまた偶然なのか。不思議なものである。

UnsplashGaetano Cessatiが撮影した写真のGaetano Cessatiが撮影したイラスト素材
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